決算発表~社長コラム第21回~

 久しぶりのコラムとなります。本日、20243月期の第3四半期決算とともに通期業績予想の修正を発表いたしました。状況は報告の通りでありますが、開示書面では記述しきれない部分をコラムとして補足させていただきます。

 システム開発に手間取っておりました案件は収束し、第4四半期に入ったところで納品手続きを行ったところです。現在では、当該プロジェクトの影響はなくなり、年度末の追い込みと来年度に向けた営業や戦略的な活動にシフトしております。

 また、今月Kotozna社との資本業務提携に関する発表をさせて頂きました。各種AIについては、当社で独自開発している遺伝的アルゴリズムを用いたTENKEIや音声自動応答、音声認識、AIチャットボットなどの技術をクライアント様に導入するコンサルティングサービスを行っております。これらAI領域の中でも、特に生成系AIは、問い合わせの無人対応(AIによる自動応答)に相当なインパクトをもたらす潜在力を持っています。この技術をスピーディに当社に取り入れ、かつ当社の持つノウハウやソリューションをそれに付加することで、実際の業務に極めて有用なサービスを提供し得ると考えております。

 生成系AIは、実際の業務において、「時々誤った情報を返信してしまう」とか、「安全策をとるとユーザーに満足していただくレベルのサービスにならない」など、期待と現実にギャップが生じることがあります。そのギャップは、生成系AIの技術だけではなく、生成系AIをコントロールする、あるいは生成系AIを教育する技術とノウハウがなければ埋められません。我々は、これまでCRM領域で永年培ってきた知見やノウハウによりそのギャップを埋め、圧倒的に活用可能なソリューションに作り上げようと考えております。

 今回のKotozna社へ投資に留まらず、今後の成長を加速させるためにも戦略的な投資は継続していく所存です。