決算説明動画配信~社長コラム第19回~

 先日決算説明の動画をUPさせて頂きました。前期決算、今期業績予想および中期3ヵ年目標について説明させていただいております。

 まず、前期(20223月期)の決算ですが、売上は約62億円(対前期10.5 %増)と上場来の最高売上、経常利益は約54千万円(対前期199.5%増)と同様に上場来の最高益となりました。特に、経常利益については、前期1.8億円の3倍、当初業績予測の2.2億円の2倍以上の着地となり、非常に良い決算となったと考えています。これは、ある特定の事業やサービスでホームラン級の実績が獲得できたというわけではなく、ほとんどの事業・サービスが成長し、利益率も高まった結果です。コロナ禍の難しい環境の中、グループのメンバーがそれぞれストレッチし、クライアントのビジネス変革のために努力した結果だと考えています。

 今期(20233月期)の業績予想は、売上65億円、経常利益57千万円としています。前期の飛躍的成長からすれば、今期に見通す成長率は控えめに感じられるかもしれません。しかしながら、これはそれぞれの事業成長が鈍化しているものではありません。前期終盤、あるクライアントの事業が廃業となり、今期以降はストックとして例年計上できていたその分の売上と利益が見込めなくなりました。IT&コンサルティング事業についてもBPO事業についても、今期見通しは、それぞれその分の売上と利益をリカバーした上で、さらに成長を見込んでいる数値となります。前期同様、今期も継続して、デジタルマーケティング、AICRMソリューション、スマートBPOなど、DXAIを基本軸に、さらなるビジネス成長を図っていく所存です。

 昨年、223月期から243月期までの3年間の経常利益合計を8億円とする「中期3ヵ年目標」を発表させていただきました。その初年度である223月期に、54千万円の経常利益を計上することができました。3ヵ年目標である8億円の67%にあたる進捗を1年で果たしたことになります。当初想定を大幅に上回る成長ベースを活かし、さらなる成長ステージへとステップアップすべく、今回この3ヵ年目標数値を18億円に再策定することに致しました。1年目の前期実績が5.4億円、2年目の今期予想が5.7 憶円ですので、計算上3年目となる来期の経常利益は6.9億円を想定することになります。馬なりで達成できる低い目標を設定しているつもりはありませんが、この数字をオーバーするように引き続き成長スピードを上げ、より付加価値の高いサービスをクライアントに提供していきたいと思います。そして、できるだけ早く、「売上100億円、経常利益10億円」以上の会社にしていきたいと考えております。