2022年3月期業績予想~社長コラム第16回~

 先日、弊社の当期連結業績について、上期・通期ともに見通しを修正いたしました。詳細についてはこちらをご確認ください。

 前回コラムで好調とお伝えした足元の業績は、さらに堅調に推移しています。このため、前回は据え置きとした通期の業績予想についても、今回は上方修正させて頂くことにいたしました。営業中の案件の受注が確定したことなどがその理由です。毎月、新規受注はありますが、今回は特に大型案件を受注することができました。

 そのうちの1件は進化計算・TENKEIの案件受注です。守秘義務の関係上、残念ながら受注先の企業名はお伝え出来ませんが、ある大企業様の新規事業の根幹部分にTENKEIを採用頂きました。TENKEIは、弊社が遺伝的アルゴリズムというAI手法を用いて独自開発したプラットフォームです。無限の組合せの中から最適な組み合わせを導き出すAIソリューションです。今回、複数のAI関連企業の中から弊社が選ばれております。

 AI手法として代表的なものに、機械学習やディープラーニングと呼ばれるものがあります。それらは大量のデータから様々な法則を学習していくものです。一方、無限の組合せの中から複数の条件を満たす最適な組合せを導き出すといった類いの問題は、機械学習やディープラーニングでは解決が困難で、進化計算や遺伝的アルゴリズムといったAI手法が有効になります

 TENKEIは、遺伝的アルゴリズムを使ったAIです。ギネス記録も持っております。今回、我々の実力をご評価いただき、採用していただくことができました。

 一方、教育関連ソリューション事業においても大型案件の受注をすることができました。教育分野のDXデジタルトランスフォーメーション)です。また、DX事業の中心であるデジタルマーケティング関連案件の受注も順調です。

 以上のような背景で、今回は上期業績予想の上積みと通期業績予想の上方修正をさせていただきました。バーチャレクスグループは、DXAIをキーワードに、企業・団体の戦略と成長を支援するビジネスを更に伸ばしていきたいと考えております。