新年度スタート~社長コラム第14回~

 本日41日、新たな事業年度がスタートいたしました。私共のグループにも多くの新卒メンバーが入社し、フレッシュな顔ぶれで新事業年度をスタートしています。コロナ禍で、新人メンバーはリモートワーク・ネイティブ世代とでも呼びましょうか、昨年の新人と同様に最初からリモートワークで社会人生活をスタートしています。リモートワークの前の時代の働き方をある意味知らない世代と言えるのかもしれません。そんな新世代のメンバーたちがこれからリモートワークの環境の中で、効率的で前向きな議論を行い、価値の高い仕事をし、仲間と協力しながら成長していってくれるだろうと期待しているところです。

 323日に前年度業績予想を上方修正させていただきました。前々期はグループ会社のあるプロジェクトの品質問題が発生し、そのプロジェクトの費用の引き当てなどで大きな損失を計上しました。しかしながら、その時もその他のプロジェクトや事業は通常どおり前進しておりました。課題のあったプロジェクトは当該年度中に収束し、前年度は他の事業も予定どおり結果をだすことができております。

 新型コロナウィルスは、拡散当初は当社事業に対してもマイナス影響をもたらしましたが、期間が経過するにつれ回復し、むしろプラス面での影響も顕在化してまいりました。我々が実施しておりますデジタルマーケティング関連事業のニーズは、巣籠需要やD2Cなどの拡大によりむしろ高まっています。また、従来から実施しておりましたCRM関連のBPO事業(コールセンター)なども拡大しております。これに加えて、CRM関連パッケージソフトの販売も好調な兆しが見え、それぞれの事業が前年度の目標以上の成長を遂げております。また、AIの分野で我々が進めております進化計算の領域についても、大手企業様とのPOCやプラットフォーム開発が進んでいます。費用面においても、コロナ禍において各種経費を大きく削減した効果も重なり、結果として20213月期は2度の業績上方修正をさせて頂きました。

 新事業年度が始まりました。バーチャレクスグループは、AI進化計算、デジタルマーケティング、CRM、先端IT技術といったコロナ後の時代において更に期待できる成長分野で前進してまいります。