決算発表~社長コラム第13回~

 本日第3四半期の実績を報告させていただきました。昨年の11月に通期の下方修正を発表させていただきましたが、発表させていただいた時の見込どおりに進んでおります。

 第3四半期決算の短信にて記述させていただいたタイムインターメディア社の大型システム開発案件での品質トラブルに関連した貸倒引当金の約1億3千万円については、昨年11月の発表時に織り込んでおりました数字であります。第3四半期の累計経常損失は2億8千万になっておりますが、通期の見通しである2億円の経常損失の見込は変わっておりません。品質トラブル案件を除くと、第3四半期も第4四半期も利益が出ている状況です。また、品質トラブル案件に関する損失処理は現時点で想定できるものは全て処理をいたしましたので、第4四半期以降は通常の決算処理をする予定です。

 昨年、品質問題が大きく顕在化した時点で、タイムインターメディア社の品質トラブル案件と関連プロジェクトについては私が直接状況把握できる体制にいたしました。同時にグループの戦略事項の一つであるAI(進化計算・遺伝的アルゴリズム)についても事業方針など私が直接関わっております。

 進化計算については、今まで様々な領域で実績を積み上げてきましたが、これらの実績を特定の領域に絞った上でサービス化を行い、横展開できる状況を作ることを一つの戦略としています。まず初めにシフト管理(アルバイトなどのシフト管理)のサービスを開始すべく、アルゴリズムの最終化とクラウドサービスの開発を進めております。

 バーチャレクスグループとしては、進化計算、ブロックチェーン、RPA、デジタルマーケティング、スマートBPOなど全ての事業領域に最先端の技術を組み込み、クライアント企業と社会の課題解決に今後とも邁進していく所存です。