大きなプロジェクトを経験し、
若手が大きく成長

私の所属するプロダクトエンジニアリング部では、当社の統合CRMソフトウェア「inspirX（インスピーリ）」に関する事業全般を担っています。
具体的には製品開発、製品をベースとしたSl業務（要件定義、カスタマイズ設計・開発、導入）、営業支援（営業同行、課題・要件確認、見積など）、保守と広範囲に及びます。
私が主に担当しているのがSl業務と営業支援です。
コンサル的な立場でお客様から課題を聞き出し、開発の要件定義をして、環境やニーズに合わせたカスタマイズ機能開発、さらに必要に応じて追加開発までを担当します。
inspirXはフレームワークを含め自社開発した製品であるため他社が簡単に触ることができません。そのため、直販ではないプロジェクトにおいても、設計・開発業務は弊社が直接お客様から依頼をいただき対応します。これは運用保守についても同様のことが言えます。

当社にはinspirXを多くのコンタクトセンターに導入してきた実績と、蓄積してきた技術やノウハウが豊富にあるので、お客さまの業務改善につながる提案や機能開発ができます。お客様からは開発フェーズにおいても、業務改善に向けたアドバイスを求められるケースもあり、それがきっかけで追加開発など、次の仕事へとつながっていくという好循環が生まれることが当社の強みです。
だからこそ、お客さまに言われるままの機能開発や「できること」をするのではなく、真に必要なモノを提供することを心掛けています。
この結果、「エンジニア相手でこれだけ業務について話せる人は初めて」というお客様の声をいただくこともあります。
実際、数年前に導入担当したお客様の案件において、提案時は別のベンダーの方がコストは安かったのですが、導入担当の方から「われわれの要望を理解しており、話がしっかり通じる。しかも技術を良く知っている」と評価され、inspirXを採用していただきました。
採用が決定してから導入までは約1年掛かりのプロジェクトでしたが、お客さまとは良い距離感、緊張感で仕事をすることができ、顧客/ベンダーという垣根をこえた、「いちプロジェクトチーム」という関係性を構築することができました。

またこのプロジェクトでは、参加したメンバーが上流から下流まで一連のプロセスを経験したことで大きく成長していることが実感でき、大きなやりがいを感じることができました。
こうしたプロジェクトをできるだけ多くの若手に経験させられるような場をつくっていくことを、これからも目標にしたいと思っています。

私が入社した理由は、当社にたまたま友人がいて、エンジニアを募集していると紹介されたことがきっかけでした。私自身、モノづくりに憧れがあり、システム構築という業務に共通する部分を感じたことから入社を決めました。
会社の雰囲気自体は、先輩、後輩、上司、部下のいずれに対しても、遠慮することなく言いたいことが言える良い職場環境であると思います。ギクシャクすることもなく、かと言って仲良しクラブというわけでもない、程よい連帯感があると感じます。
当社の強みは、CRMなど顧客接点に関する仕事で大手にも負けない技術とノウハウを持つことです。しかも、エンジニアであっても、コンサルティングの仕事にも携わることができます。
inspirXの事業は導入しておしまいというものではなく、お客様と長いお付き合いをすることが少なくありません。その経験を通じて、お客様の要求にしっかりお応えできるプロとして確実に成長していくことができると思います。