エンジニア文教ソリューション部

中田 吉法

Yoshinori Nakata

タイムインターメディア

2001年入社

TOP社員仕事紹介:中田 吉法

独自開発の
「Dodai 業務フレームワーク」を活用し、
大学の業務システムを構築

国内大学で初の
「全学システムのフルクラウド化」を実現

私の所属する文教ソリューション部では、主に大学向けの情報システムの開発・保守を行っています。
具体的には、学内の基幹系業務とてして必須の教務システムをはじめ、入試、シラバス(授業計画書)、図書館システムなどを、独自開発の業務フレームワーク「Dodai 業務フレームワーク」を活用して、お客様の要望に応じて構築しています。システムに対する要望は各学校さまざまなので、以前は、学校ごとに一から開発するスクラッチという手法で開発を行っていましたが、その後、開発スピードを高めて低コストを実現するために汎用的な機能を標準化し、「DodaiCampus」としてパッケージ化を進めています。

私自身は、詳細レベルの設計~実装までを担当業務としており、テクニカルマネジャーとして、これまでに全国の大学およびその付属校、高専、専門学校などにシステムを導入してきました。大規模な例には、国内の大学では初の「全学システムのフルクラウド化」を実施した国士館大学のように、1万人以上が利用する案件で開発を全面的にサポートしたケースもあります。
人口減少に伴い、大学は省コストでコンパクトな学校運営を求められています。その一方で、学生サービスの向上を図っていくという相反する命題にも対応しなければなりません。そのため地方の大学様ほど、出欠管理や就職支援など、卒業に至るまでの学生に対するケアが手厚く、スマホを活用した管理にも積極的な印象があります。例えば、フィールドワークで学外に出ているような場合でも、先生が専用ビーコンを携帯することで、一定の範囲内にいる学生の出欠が取れる仕組みを取り入れています。

導入プロジェクトでは、案件ごとに4-5名のチームを組んで当たります。私たちの強みは、個々のプログラマーに力があること。先進かつ細やかな要望にいち早く対応した開発ができるプログラミング能力の高さが、カスタマイズに活きてきます。
プログラマーという仕事の面白さは、お客様のやりたいことをコンピュータが分かるよう翻訳していく作業にあると考えています。ただし、お客様はシステムに精通しているわけではありません。要望を漠然と解釈して開発をスタートしてしまうと、見解の相違などから後で手戻りが発生してしまいます。
私はその可能性を排除するため、具体的なサンプルを作成して見せることで、早期に納得してもらうこと、あるいは具体的なイメージを持っていただいて、隠された本当の要望を引き出すことを優先するようにしています。それには引き出しの多さが問われます。常に要望の先を読んで提案する、あるいはお客様がまだ想像していない、要望以上の本当の要望を実現していくことを考えています。そのためには自分自身のこだわりには固執しないこと、お客様のために様々な実現の手段を考えることを基本に据えています。

エンジニアとして能力のあるメンバーが
とても多い

私は大学の先輩に誘われてTIMに入社しました。当社の社風として感じるのは良くも悪くも個人主義であり、エンジニアとして能力のあるメンバーがとても多いことです。
社員の8割をエンジニアが占めている当社では、プログラミングが好きで、しっかり書けるということが入社の第一の条件となっています。ですが今後のことを考えると、同質のメンバーだけだとやはり限界があります。プログラミング能力だけではなく、別の視点からアプローチできるような人材がこれからの成長のために必要になってくると感じています。例えば、企画や仕様の作成ができる人、設計ができる人、テストができる人など、色々な得意分野を持つ人に来て欲しいと思います。

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